資産を3つに分割

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株式投資のやり方について見ていきましょう。 まず、資金の割り振りです。 兜町には、「有り金と凧の糸は全部出し切るな」という格言があります。 
子どものころに凧揚げの経験がある人には分かるでしょう。風に引かれて凧がプンプン舞い上がるのを放っておいて凧糸を出し切ってしまうと、もうコントロール不能に。さらに強い風が吹くと凧はどこかに飛んでいってしまいます。 株式投資も同じこと。万が一何かあった場合に備え、常に資金的な余裕を持っておかなければいけないIこの格言はそう誡めた言葉です。 余裕を持った投資は大事です。全体に資金的な余裕があれば、心の余裕も違います。 ポートフォリオというと、随分と堅苦しい言い方ですが、ここでは株式投資に振り分けられる資金の使い道を考えましよう。 その昔、「財産三分法」という考え方があり、「安全性」、「収益性」、「流動性」の3要素に従って、資金を振り分けておくことが推奨されました。
それと同じような考え方ですが、株式投資に振り分けることが可能な資金を一知期売買用」、「長期投資用」、「予備資金」に3分割するのはどうでしょう。

短期売買用資金

短期売買に振り分けられた資金は、数日間から数週間ぐらいの期間で成果を出すための資金と考え、スウィングトレードの手法で運用します。 短期売買といえば、ここ数年、デイトレートが人気を集めていますが、これは取引時間中に極めて高い緊張感を強いられること、すばやい反射神経が求められることIなど、定年後の株式投資家にとっては(信じられない取引になると思われます。あれは若いトレーダーにまかせておいたらどうでしょうか。「デイトレートで何億円儲けた」などという本の著者が大概20~30歳代なのは偶然ではありません(日々の取引を楽しみつつ、ストレスを少なくして儲ける手法としてのこのスウィングトレードについては後ほど見ます)。

長期投資用資金

これは2、3年ぐらいの期間を対象にした取引のための資金と考えましよう。 「長期投資は損する」といった見方も広かっていますが、果たしてそうでしょうか。これは株主としての楽しみと気に入った会社を育てる楽しみを味わうための投資です。

予備資金

現金、もしくはそれに準じる資金のこと。原則として普通預金、あるいはMRFなどに預けておきます。 株式投資にはリスクがつきもの。万がコ思いもよらないアクシデントで株価が急落することがあっても、凧糸の備えのように余裕資金を持つことは常に大事です。資金は合計1000万円を前提とします。これは株式投資に使っていいお金ということ。最悪の場合、全部を使い切ってなくなってしまっでも生活が根底から揺らいでしまうことはないけれども、これ以上の「追加資金はI切ない」という背景のお金です。 この1000万円を先述した分割法の考えにより、一短期売買一に300万円、一長期投資一に300万円、一。f備資金一に400万円という形で振り分けます。もちろん、これは考え方のモデルであって、自分でもっと最適な振り分け方かおるという人はそちらを採用してもかまいません。 
定年後の不足資金やうるおい資金をつくるため、300万円を使った短期売買で月間10万円を稼ぎ出すのがひとまずの目標です。あと300万円を使った長期投資では6月、12月の配当金や株主優待がちょっとしたボーナスになるかもしれませんが、こちらは月次収益とは別に含み益を膨らませるのを楽しみにします。